2019年07月22日
2019年7月17日(水)、帝京大学八王子キャンパスアカデミックラウンジで、未来型学修デザインラボ2019春期最終成果報告会を実施しました。本授業は未来を生き抜く力を身につける教育や学習環境について、学生自身で考え、アイデアを出し合い、多様な人びとと一緒になって形にするプロジェクトを通して、未来志向の学びを創造?提案することを目的としています。また、主体的学び研究所、株式会社電通、ベネッセ教育総合研究所、株式会社メディアサイト(企業名は五十音順)と連携して実施しています。
学生たちは7グループに分かれて、協力企業からの課題提案である「キャンパスをデザインする」「ヒトが成長するワークショップのデザイン」「見る、感じるを鍛える」の3つから選択した課題についてこれまで活動を行っており、今回の成果報告会はその成果を発表する場で、協力企業の外部講師の方々にも出席いただき実施しました。
発表では、多様性のある学びの空間について学生の視点と聞き取り調査などで得た情報を組み合わせ、今ある教室を活用して新たな学習空間をつくるアイデアや、キャンパス内の問題点を解決するための斬新なアイデア、寸劇を取り入れた発表などグループごとに学生たちの個性が現れていました。また、質疑応答では活発に質問や意見交換が行われ、外部講師からも良かった点や改善点などのコメントをいただきました。
学生たちはこの授業を通して、実際に企業現場に行ってワークショップを実施して検証したり、教員やキャンパス内の学生に聞き取り調査をするなど、グループで意見を出し合い主体的に考えて行動したことが自分自身の成長につながったようです。
授業の最後には外部講師より総括があり、「これからもチャレンジして失敗から学んでほしい」「実際に採用したいアイデアもあった」など学生たちの活動を讃える言葉が送られました。
なお、学生の相互評価等によって選ばれる「未来型学修デザインラボ賞」は、最終週の授業内で発表されます。
本授業では秋期に新たな受講者を募集し、企業と連携した活動を展開していく予定です。