板橋キャンパス帝京大学医真菌研究センターが東京都小学校理科教育研究会OB会研修会を実施しました

2024年11月29日（金）、帝京大学板橋キャンパスにて、帝京大学医真菌研究センターが東京都小学校理科教育研究会OB会研修会として、都内の小学校教育発展のためのセミナーを実施しました。

近年の小学校教育では、微生物学の取り扱いが少なく、その影響から病気を起こすカビ（病原真菌）についての理解が遅れています。微生物学は、私たちの日常生活から食、医療、環境保全に至るまで、多岐にわたる分野で役立つ知識であり、特に病原真菌においては科学的理解も必要不可欠です。
今回は、初等教育現場を長年経験してきた元教員に向けて、現在国際的に問題となっている多剤耐性病原菌とその対策についての講演や、最新の臨床微生物研究施設の見学も行い、真菌学を含む微生物学の重要性を共有しました。

本研修会を通して、今後の初等教育の場における微生物学の位置づけを再確認いただき、子どもたちが全体的な生命科学の理解を深めるための基礎学習を再構築する重要な一歩となることを期待しています。

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