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研究とSDGsのつながりを知る。TEIKYO SDGs Report 帝京大学の先生たちが行っている研究活動内容がどのようにSDGsとつながっているのかをひも解きます。

私の研究活動はSDGs17の目標の「3.4」に関連します。Ryusei Takigawa
今回の先生

帝京大学医療技術学部視能矯正学科 助教

瀧川流星 先生

どんな先生?

2015年に帝京大学医療技術学部視能矯正学科卒業後、同大学院に進学し、2023年に博士課程を修了。2015年から2023年まで、同視能矯正学科にて助手を務め、2024年に助教となる。特に不等像視の改善に対して、積極的に取り組む。

WHAT ARE 17GOALS OF SDGs? SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2030年までに達成すべき17の目標を掲げています。

QOLを高める「視能」 視能=視る能力においては、眼球だけでなく情報を処理する脳の機能も極めて重要な要素。現代社会では、モニターや最新機器を見ることによる斜視や眼精疲労の増加、高齢者の眼疾患の増加などにより、視能訓練士のニーズが高まっている。視能はQOLに直結。視能改善に挑む視能訓練士の存在意義は、今後ますます高まるだろう。

01. 人間の〝視る能力?視能とは?

視能とは、眼球がもつ機能と情報を処理する脳の機能を総称した言葉。視力は視能の代表的なものの一つで、それ以外にも光を感じる、色彩を判別する、見たものを結像させるなど多彩な能力がある。

02. 眼と脳は密接に関連して働く

眼球の機能が正常であっても、脳に問題があると認識に差が出ることがある。例えば、左右の眼から送られた視覚情報は脳の後頭葉で一つの視覚として認識されるが、眼から脳に至る経路になんらかの障害があると、両眼で見る機能が障害されてしまう。

03. 視能の治療が進む中注目される視能訓練士の存在

現代では視能に関するさまざまな治療法が生まれており、検査によって適切な治療につなぐことができる。視能訓練士は、弱視や斜視の矯正や視機能の検査を行う国家資格をもつ専門技術職。医師と連携し、検査と訓練を担当している。

04. QOLに直結する不等像視に挑む

瀧川先生は、左右眼の度数の差や網膜疾患によって両眼で見た像の大きさなどに左右差がある状態を指す「不等像視」を研究。現代社会においては先進機器の登場などにより、眼精疲労や頭痛といった日常的なストレスにつながるため、視能訓練士による検査や状況把握が必須。

05. SDGs社会におけるQOL向上に貢献

視能に関する検査と改善プロセスの提案ができる視能訓練士は、視能に不安を抱える患者に大きな希望をもたらす。SDGs社会においても、すべての人の健康のベースの一つに「見る力」があるため、視能訓練士は世界中の人々のQOL向上に貢献できるといえる。